自力本願の地米沢
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誓いの神社 白子神社

和銅5年(712年)に創建された米沢の鎮守、白子神社。ここは、かつて上杉鷹山が大倹約を神に誓った場所です。

若くして藩主となった鷹山は、「倹約誓詞(けんやくせいし)」を神前に捧げました。もし誓いを破れば神罰を受けるという強い覚悟を持ち、神に誓った約束を最後まで実行し続けました。その並々ならぬ決意こそが、改革を成し遂げるための揺るぎない土台となりました。

「まずは自分自身に誓いを立て、実行に移す」――。その覚悟は、今を生きる私たちにとっても、言葉を行動に変える勇気と、自ら信じた道をやり抜くことの強さを伝えています。

由緒

白子神社には、「蚕(かいこ)」にまつわる大変古い伝承が残されています。
その昔、神のお告げによって桑の林一面が雪景色に見えるほどの蚕が現れ、見事な繭(まゆ)を作り出したという不思議な出来事がありました。それ以来、この地は「白蚕(しらこ)村」と呼ばれるようになり、和銅5年(712年)に社殿を建てて「白蚕(白子)明神」として祀ったのが始まりとされています。

誓いの神社 白子神社

白子神社

倹約誓詞

明和4年(1767年)9月6日、鷹山が自ら筆をとり、米沢の鎮守である白子神社に納めた誓詞。
この決意をもって、9月18日に江戸藩邸で大倹約令を発表しました。

倹約誓詞の写し
写真:倹約誓詞 写し(白子神社蔵)
※原本も白子神社 蔵

現代語訳

近年、わが国(米沢藩)の財政は衰え、領民の生活も困窮しきっております。 この難局を乗り切るために、私は自ら「大倹約」を実行し、藩を再興したいと心より願っております。
もしこの決意が揺らぎ、実行を怠るようなことがあれば、ただちに神の罰を受けても構いません。

明和四年(1767年)九月吉日 上杉治憲(鷹山)

祭典

しろこ祭り

毎年9月上旬

しろこ祭りが開催される9月は、かつて鷹山が藩再建への強い決意を神前に捧げた「誓いの月」です。
養蚕の神様への感謝を捧げるとともに、鷹山が民と共に汗を流し、新たな産業を切り拓いた「自力本願」の精神を今に伝える行事です。

アクセス

白子神社

  • 〒992-0051
    山形県米沢市城北2-3-25
  • 電話:0238-21-3482
アクセス情報

米沢駅から車で約7分
米沢駅から徒歩で約35分

駐車場情報

境内の駐車場(10台程度)をご利用いただけます

上杉鷹山の誓詞をさらに知る

春日神社

鷹山が誓詞を奉納したもう一つの神社春日神社

鷹山が、藩主としての決意を誓詞にしたため奉納した場所です。
17歳という若さで家督を継いだ鷹山は、莫大な借財に苦しむ米沢藩を立て直すため、ここで以下の決意を示しました。

  • 「民の父母」としての心構えを第一にすること
  • 学問・武術を怠らぬこと
  • 質素倹約を忘れぬこと
  • 賞罰を正しく行うこと

「自力本願」の原点が、ここにもあります。

  • 住所 
    〒992-0052 
    山形県米沢市丸の内1-1-38
  • 電話 
    0238-22-3189(上杉神社 社務所)

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